押しも引きもしない

子どもたちが、福田総理を虚仮にする。あの人もうダメだねという。
我が国のソウリ大臣が、中学二年生と小学六年生にダメだと云われている。
それ以前、つまり彼が官房長官だったころから、私はどうもこの人の身のこなしが好きでなかった。
まっすぐ前を歩くつもりでいるのに、右に曲がる振りをして曲がらない。笑うようなそぶりを見せて、笑わない。なんだか、いつもゆらゆらして、定まらない。誤魔化そうとしているように感じる。取りあえず、流行のめがねに変えたらよいと思う。
憲法で、衆議院の優越が認められているのはいくつかに過ぎない。三分の二以上の議席を持っているが、それを振りかざすのが宜しくないのは明白だ。
上手く話を進めて、自分の意志を通すためには、押したり引いたり、そういう何かが必要なのではないか。押しも引きもせず、何だか漫然と、誰かの助けを待っているように感じられる。