イスタンブール

イスタンブールパークサーキットはかなり面白いレイアウトだ。あらゆる意味でインテルラゴスに似ている。
ターン12の入り口で起きた事故のシーンをテレビ画面上で幾つかの角度から眺めた。抜かれた方のドライバーはまっすぐ走っていた。抜こうとしたドライバーは右に車体を寄せていた。
迫るターン12はかなりタイトな左コーナーだから、クリッピングに付くために右に車体を寄せたかったのだろう。しかしそこには同一ラップで競り合っているもう一台の車が居た。
抜こうとした方がイン側にいたし、車体半分リードを奪ってその場の主導権を持っていた。不幸な誤解が招いた事故だ。
抜こうとした側が利己的に振る舞った。そのために事故が起きた。不幸なレーシングアクシデントである。あの場面で誰も事故など望んでいなかっただろう。
その後の彼の態度が、相手ドライバーを見下すものであるとしたら、下品で責めを負うべきだと感じた。