いつも同じ服、同じ靴

私は余り体格が代わらない。太りも痩せもしない。体重コントロールにほとんど苦労していない。
大学を出て以来、20年近くになるが、体重の変化はおおよそ3キロの幅に収まっている。
服を買い換える必要がない。
私はある時期を除いて、余り流行に左右されずに生活してきた。流行廃りのない、そして、割としっかりしたものを選んで買っていた。流行に左右されないしっかりしたものを選ぶのが、結局経済的であることも知っている。
子供が生まれて以来、さっぱり服を買わなくなった。買わなくなった理由は、買い物に行くのが面倒だから。お金ないし。
職場ではだいたいいつだって同じ格好だ。今さら格好付けても仕方がない。作業着と割り切っている。
服がすり切れる。
普段はジーンズを穿いている。リーバイスの501を穿いている。シュリンク・ツー・フィット。
W30L32が丁度よかった。試着せずにサイズ指定で買うことが出来た。子どもを育てていると、上半身に肉が付く。下半身は年相応にやせ細るらしい。ジーンズが緩くなった。この頃はW29。28では少々窮屈な感じ。29だとちょっと緩い感じがする。丈が少し短くなったように思う。以前はくるぶしが完全に隠れていたのが、ちょっと見える。もう少し長い丈が良さそうだ。腰回りの肉が落ちて、おそらくベルトが締まる位置が上にずれたせいだろう。今さら足が長くなるはずはない。
すり切れたジーンズはそれなりの趣があるのだが、シャツはすり切れると拙い。
靴を買いに行くのに靴が必要であると同様、シャツを選びに行くためにシャツが必要だ。その、最後の一枚が駄目になる前に、買い物に行く必要がある。
ヒマがないなどと、いっていられない事態だ。