電気店

妻からメール。掃除機のゴミ袋(っていうのかな。ゴミを溜め込んで、溜まったら交換する袋)を帰りに電気店によって買ってきてくれとのこと。

道すがらであるし、どうやらポイントカードが私の財布に入っているらしい。了解と返事。

原付バイクでミドリ電器に立ち寄った。

別に、ポイントカードで大きな得をするとは思っていないが、僅かな節約のために駆けずり回る妻の頼みなので素直に聞いた。

二階がパソコン関係、所謂白物は一階である。入ってすぐに携帯電話を売るコーナーがある。私は携帯電話を使っていないので、この売り場とは全く縁がない。それから台所用の器具が並んでいる売り場がある。その脇は電球や蛍光灯など。健康によい電子レンジがめん玉飛び出しそうな値段で売られている。たかが電子レンジ。油ぎとぎとの料理から油を抜く。いまや、節制も電子レンジに頼る時代だ。コーヒーメーカーには興味がある。毎朝コーヒーを入れるのに、数分の時間を費やしている。時々、適当なのがないか眺めるが、なんだか大げさなものが多い。およそ、実用性から外れる印象だ。たかがコーヒーメーカー。大げさな理由は、少し余分に金を払わせるためだろう。結局、眺めるだけで買っていない。

通り過ぎると、照明売り場が奥にあり、冷蔵庫、その隣はちょっと前には暖房器具だったが、今はエアコンだ。エアコン大安売り。我が家はエアコンにも縁がない。奥の方に大型、かつ薄型のテレビ売り場がある。たかがテレビに三十万円も出す予定はない。いま使っているテレビは、長女が生まれる少し前にアメリカで買ったものだから、もう13年使っている。

店の中央部、最もアクセスしにくい場所に、クリーナーという売り場があり、掃除機用ゴミ袋が売られていた。妻のメールに書いてあった型番をメモした割り箸袋をポケットから取り出して、確認し、レジにもっていった。ヒマそうな店員。

ポイントは使うに限る。ポイントで決済できたので、現金を払う必要がなかった。

エアコンと携帯電話に興味が無く、さらにメタボにも縁がない私は、家電量販店にとって何なのだ。私は、自分の生活に必要なものを買う。家電量販店でも、コンビニでも、マルナカの食品売り場でもポリシーは同じだ。