投票してきた

選挙には極力参加する。今回は、兵庫県議会議員選挙。西宮選挙区の候補者から選んで一票を投ずる。兵庫県議の選挙は前回も参加しているはずだが、そのときに何を考えて誰に投票したか記憶に無い。おそらく、与党に入れていないはずだ。公報が回ってきた。8名の候補者が紹介されているが、どの方が泡沫候補で、誰が有力なのか分からない。まじめに読んでいないというのもある。

夕食を終え、子どもたちを風呂に入れてから、妻を急かして、近所の投票所へ向かった。

途中にポスターが貼ってある。どうするの?と訊かれるが、分からん。と答えた。なにより、今回重要なことは、投票率を上げることだ。地方選挙の投票率が低いと、中央政府に舐められる。私が投票したからといって、何パーセント上がるわけでもないが、とにかく投票することが私にとって重要なのだ。と、妻に説明する。

そうだな、現状に満足しているなら与党に入れればよい。私は与党は外す。と簡単にレクチャーした。かなり限られてくる。だいたい、定数は何人なんだ。そして、どの人が現職なの?有権者の側の準備不足は明白。これでは候補者に舐められる。

投票用紙を貰うときに、一応立会人に確認した。「何人当選するんですか?」

7人です。

意外な返答に、簡単な暗算をした。落ちるのは一人だけってこと?

そうです。(苦笑いする立会人と、お手伝いの人々)

私の選挙区は元々が土井たか子さんの地元で、無風選挙が板に付いていたのかも知れない。ここに住み始めて7年余りで、当時の事情はよく分からない。

選挙結果を見ると、唯一、名前と顔が一致する候補者が実は泡沫候補であったことが判明した。

投票率は約38%。泡沫が居なければ無投票か。定数7は大杉。半分で良いね。県会議員の定数を半分にしたらよい、と痛感した。ほとんど競争もなく当選する人々が7人。無駄だ。ババ抜き選挙と命名しよう。