ルールが少ないこと

インターネットが素晴らしいのは、ルールが少ないからだ。

これはもう仕方がない。国によって法律が違う。同じ国内でも時期によって変わる。日本国の法律は誰かが変えようと言い出して議案が国会で議決されれば変わってしまう。ルールなんてその程度のものだ。

つい先日まで合法だったものが、いつの間にか違法となっていることはあり得る。

守るべきルールはW3Cの勧告だ。それ以外は、各人が正しいと信ずるルールに従う。誰かが従っているルールに言及しない。自分のルールは自分にのみ適用させる。ここは一般社会と違う、インターネットだ。

あるリソースを公開したら、その先にウエブページ(ブログ)の管理人に出来ることは限られる。文句のある人は読まないでください。私の記事を批判しないでください。

批判されたくない人は、コメント欄を利用しなければよい。自分のウエブページ以外を見なければよい。アクセス解析などしなければよい。ソーシャルブックマークに批判的なタグを付けたり、コメントを書いたりすることを問題視することがある。匿名掲示板で話題にされることに敏感な人が居る。

気にしなければよいのだ。見なければよい。スルー力などという上等なものではない。気にしなければよい。まさか、そこに何か書かれることが、自分の書く内容に影響するわけではあるまい。

一つアドバイスを差し上げよう。ウエブページに何か書くときに、常に不特定多数を相手にすることだ。特定少数でも良い。この場合少数というのはただ一人のことだ。

常連を意識してはいけない。ブックマーカーたちを喜ばせてはいけない。ブックマーカーたちには毅然とした態度で接することをお勧めする。まとわりつくブックマーカーたちを決して相手にしないことだ。媚びてはいけない。

刑事事件に至るようなストーカー行為は別として、この程度の簡単なことで、ウエブ上のストレスのほとんどは解消される。

言葉を換えると、ウエブページ運営の目的が交流ではないと割り切ることだ。つまり、閲覧者が自分のリソースをどう利用しようと関知しないと宣言し、それを実行すること。誰にでも出来る。

「交流目的なし」という発想には出典があります。(http://members.jcom.home.ne.jp/jintrick/Personal/board_free.html