健全な若者たちに期待する

福島党首がキィキィ云うほどに、冷めた目つきで眺める人たちがいわゆる無党派層の中にいるらしく、厚生労働大臣は瑞穂さんを挑発し、キィキィ云わせる、ま、いわゆる「釣り」とか「燃料投下」とかをする役を仰せつかったらしい。今後も次々と反則すれすれの暴言をまき散らし続けるだろう。

彼が暴言を重ねるごとに、辞任の機は熟していく。もはや、厚生労働大臣はオールマイティとなった。言いたい放題。奥様が正論で修正する。暴言、修正、瑞穂が怒る、有権者は呆れる。

夏の選挙結果がどう出るかは、知らない。まぁ、余程の何かがないと自民党は負けるだろう。

そんなことはどうでも良い。暴言その2、「子ども二人以上ほしがる健全な若者」について考える

他方、ご当人の若い人たちというのは、結婚をしたい、それから、子どもを二人以上持ちたいという極めて健全な状況にいるわけですね。

で、発言の内容については、文脈とかいろいろあるのだから、良いとか悪いとか頭が固いとか悪いとか、そういうレベルの話はしない。

結婚をしたい、子ども二人以上という健全な若者たちが多数を占めるとして、何故に出生率は下がり続けるのか。そこを考えようと思う

結婚まえの人たちの多くは、子どもは少なくとも二人、出来れば三人と答えるらしい。健全だ。皆さん現実を知らないから。

さて、新婚さん。まだ一人も作ったことがない人たちは、勢いで作ろうとするだろう。一人産んで、二人目のころは、何となく良くわかんないけれども、そういうものかと思って作るかも知れない。さて、三人目を作るかどうかが出生率を上げる鍵だ。

多くの女性は、二人目の育児で苦労する。目に入れても痛くない、自分の大事な宝物と思っていた一人目、それが聞き分けのない糞ガキに成長している。ウンコも臭くなる。亭主は手伝わない。そこにあっさりパート2が出来るわけだ。

聞き分けのない幼児と亭主の面倒を見ながら妊婦、出産、産後。多くの健全な女性は、理不尽だと感じるのではないか。亭主が「三人目」なんぞと口にしようものなら、「あんたは気楽で良いわね。誰が育てると思っているの?」と、この機を逃すものかと、総攻撃に転ずるだろう。この攻撃に耐えうるだけ、気合いを入れて育児に貢献したと胸を張れる男だけが、三人目と口に出す資格がある。

健全な男たちは、三人目が欲しい、などという。すると夫婦関係がおかしくなる。それほどに、育児はハードワークで、主婦に掛かる負担は大きい。健全な二人は夫婦げんかをする。「あんたやってみなさいよ」

この発想は実に健全だ。

というわけで、健全な若夫婦には、運が良くて二人の子ども。というわけ。

要するに、1.3に達しない出生率というのは、こういった世の中をきれいに映し出していると思うね。健全な人が増えていると云うことだ。二酸化炭素削減と同様に、少子化対策も何か根本的なところで変えないと、手遅れになるんじゃないかな。