タスポ

子どもがタバコを吸うことの是非と大人がタバコを吸うことの是非。あるいは、吸いたい人がタバコを吸うことの是非、これらについて考えるのは別の機会とする。
タスポについて色々と説明してあるウエブページがある。目的は、タバコの自販機の利用を成人に限定することらしい。へえ。
電子マネーの機能も付いているが、タバコの自販機のみで使えるらしい。
タバコを買う以外に何の役にも立たないカードである。
それから、申込書、顔写真、保険証のコピーなどで郵送されてくる。申し込みは無料。
それから、カードに組み込まれたICチップを自販機に読み込ませるだけ。カードに顔写真が載るけれども、本人確認とは関係ないみたい。おかあさんの名前でカードを申し込んで使うことも出来るな。
ちょっといたずらでタバコを吸ってみる子どもの数は劇的に減ると思う。
まぁいいんじゃないか。それにしても、タバコの購入以外に使い途のないカードとは。こういう下らないことを考えついた人は莫迦じゃないか。
先日、コンビニの駐車場で娘とアイスクリームを食べていたら、親子連れがタバコ自販機の前に立った。お母ちゃんが息子にコインを渡し、カードをかざすように言った。お母ちゃんは自販機のボタンを押したら、タバコが出てきた。
初めて見たなぁ。お母ちゃんはタバコを手に取って、「あ、間違えた」と呟いて、コンビニの店内に入っていった。店員に交換を申し出たのだろう。
何かそういうほのぼのとした自販機だった。