タバコを吸う

どうして子どもがタバコを吸ってはいけないのだろう。
どうして子どもがタバコを吸うことを大人は制限するルールを決めたのだろう。
体に悪いからだろうか。体に悪いならどうして年齢の制限を設けたのだろう。子どもにだけ悪い筈はなく、大人にも悪いはずなのに、どうして子どもにだけ制限を設けたのだろう。
成長期だから。それでは、成長が済んだら体に悪いことはチャラにして良いのだろうか。むしろ、成長期ならどうして悪いのだろう。成長を妨げるからか。成長期の子どもたちに、夜遅くまで余り面白く無さそうな勉強をさせることに制限はないし、下らないテレビを見続けることにも制限はないし、夜通し下らないビデオゲームをしたり、ケータイいじったりマンガを読んだりすることには制限はないのに、どうしてタバコだけダメなんだろう。
どうしてタバコの当事者達は、あんなに卑屈なんだろう。あなたたちが作っている製品は、長い歴史に裏打ちされた人類の文化であると思う。ただ、煙たくてちょっと臭くて、灰が散らばって周りが汚れる程度のことなのに、どうしてそんなにタバコの関係者は卑屈な態度をとり続けるんだろう。どうして、喫煙者を攻撃する人たちはあんなに厚かましいんだろう。
子どもたちがタバコを吸うことくらい、認めてあげたらいいじゃないか。そんな下らないルールのために、多くの子どもたちが素行不良の汚名を着せられ、社会から排斥されている。
たかが喫煙のために。
たかが青少年にたばこを売らないようにするために、莫大な投資がなされて、下らない機械が作られて、喫煙者達の詳細な個人情報が収集されるのはなぜなんだろう。自販機を廃止すればよいだけの話しなのに、どうしてあんな面倒なことをやって、誰が莫大なもうけと利権を手に入れたんだろう。
いいじゃないか、たばこくらい吸ったって。