高速道路料金

建設費用を償還したら、料金はただにするという、高速道路のお約束はもうチャラになったと云うことで、みんな納得して居るんだろうか。

高速道路は社会資本であって、それを利用することが贅沢とか、そういう話しではないと思っている。また、ロサンジェルス近郊で二年ほど過ごして、高速道路料金を払わないことが、どれほど合理的なことかを、理解している積もりだ。

ETCなどというシステムを作ったひとは誰だろう。数千万台の車が端末を購入し、取り付けて決済する。道路はあちこちでETC専用出入り口の工事があった。誰がもうけたか。ユーザーのためではない。ユーザーのために何かやるというなら、直ちに出来ることは、料金の徴収を止めることだ。

アホか。ETC装着で首都高速の料金が大幅に値上げされる見込みだ。逆だろう。大幅に値下げ。そうすれば皆嫌でもETCを付ける。嫌なので付けていないが、例えば、ごく近距離は無料にするとか、往復料金を設定するとか。

そこまでやるなら、ETC取り付けに踏み切ったかも知れない。

しかし、来年度以降も現金で支払いは続けられる。現金払いのレーンと徴収員は残るわけだ。

この料金体系で納得するひとは少ないだろう。このまま実現するとはとうてい思えない。選挙になったら負けるだろう。