善意の核爆弾投下

60年余り昔の戦争末期に日本の二つの地方都市が新型爆弾の標的にされ、壊滅した件について、日本国の防衛大臣が講演の中で言及した。すなわち、そのまま戦争が続いていた場合に起こりえた国の分裂を防ぐ意味で、云々。北海道出身者としては、引き合いに出されて困惑する。

あんたたちだって、悪いことばかりではないでしょうという、愚かなものたちのこじつけを、余り疑うことなく受け入れるわけだ。間を置かず、二つの地方都市の非戦闘員居住区域に核爆弾を投下したことに対して、私は、兵器の実用化に向けた実験と受け取っていたが、防衛大臣や総理大臣の認識はちょっと違うのかも知れない。

大量虐殺も、善意と思えというような、そんな感じか。