セルフコントロール

一日一度だけ、夜寝る前に更新する、というこのブログの編集方針が揺らぎ始めている。

自分で決めたことだけれども、なかなか厳しいのだ。

いろいろな作業を全て済ませて、このブログのためにほんの少し、床につく前に時間を確保しなくてはならない。

家族との関わりもあるし、仕事もあるし。期限を切られるような仕事を抱えているときは、なかなか思うに任せない。それなら、日中ちょっと気分転換に記事を書く方がよほど更新作業は進むかも知れない。

しかし、それでは今までのブログと同じではないか。

ということで、このブログは私の新たな挑戦なのだ。これを続けるには、セルフコントロールが必要だ。そして、健康も。先日来、風邪を引きくしゃみが止まらない。副鼻腔炎を併発しているかも知れない。

ちょっと辛い。風邪を引いて一休みすると結構いろいろなスケジュールが押してくる。押したとたんにはじき飛ばされるのがこのブログだ。

そういえば、「カメラを向ける話」が途中になっていた。そう、マラソンランナーにカメラを向けると頑張る話。

ラソンランナーに限らず、カメラを向けることは特別な効果がある。

職場の検診で、胃透視検査を受けた。二度目だが、私はこの検査が嫌いだ。もう寝る時間だから、かいつまんで書く。

ガラスの向こうに主治医が居て、私に指示を出す。さ、手にとって飲んでください。もっと飲んで。

一口目から悶絶しているのだ。その前に、発泡剤まで飲まされている。私は国際救助隊。サンダーバードの隊員のように、モーターで駆動される板の上にしがみついて、主治医の指示通りに動かされる。はい右に回って、ハイ上手上手。

ふと見ると、検査室、私の目の届くところに小さなモニタがある。私の透けた胃袋が映っている。私はちょっと医学の心得があるので、そのモニタの画像をいくらか理解できる。

ほう、映っている。

覗き込むわけにはいかないから、詳しいことまでは分からないが、カメラを意識して、何となく嬉しくなるのは、マラソンランナーの性なのか。

もっと飲んで、ハイ飲んで。もちょっと飲んで。

もう飲めましぇーん。

なんか、古いネタを思い出しつつ、もう本当に勘弁してくれと思いつつ、ちびりちびりと口に含み、回ったり伏せたり、板の上で体をくねらせた。

主治医の隣で、私の姿態を覗き込んでいた若い女性は、どうやら医学生だったらしい。

その検査結果が先日通知され、精査は不要とのこと。要するに、どうもないよということなのだ。胃や食道がちょっと良く写ったからといって、だから何なの、という気分なのだ。つうか、来年もまたやるわけだし。