厚生労働大臣はクビにするべき

就任以来数ヶ月、厚生労働大臣はずいぶんといろいろと勉強することがある。なんと少子化問題まで範囲に入っている。参る。

気の毒とは思うけれど、仕事だから。お役人もお手伝いして、彼に判るように少子化のイロハをかんで含めるようにレクチャーしたわけだ。

人口統計についてもいろいろ。いわゆる最近話題の出生率。これは合計特殊出生率のことです。

女性が出産可能な年齢を15歳から49歳までと規定し、それぞれの出生率を出し、足し合わせることで、人口構成の偏りを排除し、一人の女性が一生に産む子どもの数の平均を求める。

はぁ、なるほど。

大臣、聞いてますか?判りましたか。これが2より少ないと人口はそのうちに減るのです。実際には誰もが寿命を全うできる訳じゃないから、2.08を境に人口は減るといわれています。2005年は1.26でした。えらいことですよ。

それでもう一つ。女性が女の子を何人産むか、というのが、「再生産率」です。男がいくら増えても仕方がないので、女性が女の子を一人以上産んでくれれば産む人の頭数が揃うから、少子化は歯止めが掛かるというわけ。

そんなにいっぺんに云われてもなぁ。再生産なんて、なんか妙な言葉だなぁ。頭数ねぇ、、、

というような話をいい加減に聞いていて、いざ自分がスピーチするときにうろ覚えでその通りのことを喋っちゃったのが今回の顛末でしょう、多分。

大臣の発言、15から50歳の女性の数は決まっている。生む機械、装置の数は決まっているから、機械と言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思うというのは、要するに出生率の算出方法を説明しただけの話。少子化対策なのだから、それを上げる必要があるというのは当たり前の話。どうやったら上がるかをみんなが考えているわけ。大臣はそこまで知恵が回らなかったらしい。この大臣じゃダメだと思う。

もう少し云いたいことはあるけれども、眠い。